自分の子どもを出産できる確率は?〜誰でも出産できるわけではない〜

私が20代の時に「妊娠できない」なんて考えたことなかったので、妊娠率や出産率なんて考えたことがなかったです。

また、様々なメディアからの発信でも自分から調べない限りはなかなか目にすることはないのでは?そこで、20代の方々にリアルな数字を20代のうちから知った上で、キャリアや結婚・出産を考えていただければと思い、数字でまとめました。

自然妊娠率は25~29歳で78%、30~34歳で63%。

不妊治療をして出産できる確率は25歳で20.9%、30歳で19.9%、35歳で16.3%、

この数字を見ればわかるように誰でも出産できるわけではなく、若い方が妊娠率・出産率が高いということ。

自然妊娠率

不妊治療せずに自然に妊娠できる確率・できない確率は以下の通りです。

1年間避妊しないで性交渉をした場合の年代別妊娠確率(※2)

妊娠できる確率妊娠できない確率
20歳~24歳86%14%
25歳~29歳78%22%
30歳~34歳63%37%
35歳~39歳52%48%
40歳~44歳36%64%

 (M.Sara Rosenthal.The Fertility Sourcebook.Third Edition よりデータ引用)

不妊治療による流産率・出産率

自然妊娠できずに、不妊治療を受けるとどうなるかみてみましょう。

「妊娠率」という言葉を聞くと思いますが、注目していただきたいのは「出生率」です。年齢が上がるにつれて妊娠しても流産する可能性が高くなり、出産までたどりつけません。

年齢流産率出産率
25歳13.1% 20.9%
30歳16.3% 19.9%
35歳20.3% 16.3%
40歳35.1% 7.7%

厚生労働省 図表2−3−24 不妊治療による年齢別の出産率と流産率よりデータ引用

「不妊治療をすれば授かれる」は絶対ではありません。どんなに一生懸命不妊治療をしても授かれない人はいるのが現実です。

1歳でも早く妊娠・出産を考え、動き始めれば、それだけチャンスが多くなり、妊娠・出産の可能性が高くなります。

結婚を考える前からやっておくべきこと

自分は20代のとき、健康診断で引っかかったこともなく、日常元気に生活できていたので、自分は「健康体」と思っていました。それが「妊活」という視点でみた時には大間違いでした。

20代のうちに本当に健康な体を作っておくことが今後の妊活に大事だと思います

適切な体重を保てていますか?

痩せや肥満は不妊の原因のひとつです。

BMI(身長m÷(体重)・(体重)) 18.5≦BMI<24.5

私は20代の頃からBMIが17.0でした。身軽に生きられて問題ないかと思っていましたが、これが大問題。

生殖機能には欠かせない女性ホルモン(E2)が出なくなりました。原因が「痩せ」だけではありませんが、医師には「体が飢餓状態になってるかもね」と言われました。「改善するには体重を増やすしかない」と。

もともと痩せ型だった私には「太る」ことはフルマラソンを完走するよりも難しくから不妊治療を初めて方医師に「太る薬くれ!」って何度もお願いしたことがあります。

体重を増やしたり、減らしたりすることは不妊治療を始めてからの短期間では、薬の作用により食欲のなくなったり、むくんで突然体重が増えたりなかなか難しいです。

20代のうちから長期間かけて適正体重にすることが大事だなと感じました。

生理不順はないですか?

ストレスにより不順になっている可能性もありますが、何らかの生殖機能が正常に動いていない可能性があります。

一度婦人科に行って検査をしてみるといいと思います。

ちなみに私は20代の頃から生理不順でしたが、生理ががこない方が楽だし、体の不調も感じなかったため、放置していました。

これも非常に良くなかったようで、長期間放置すればするほどリカバリーが難しくなると医師に言われた記憶があります。

婦人科=「子宮内エコー」という嫌な印象があり、20代の私にとってはすごくハードルが高かったです。でも今思えば早いうちにしっかりと通院し、自分の体と向き合っておくべきだったと大後悔しています。

不妊治療となれば子宮内エコーは毎回、体外受精となれば卵巣に針を刺したり、それ以上に辛い思いをたくさんするので、20代のちょっとした検査の子宮内エコーは今思えば痛くもかゆくもなかったのに・・・・と思います。

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