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体外受精をすれば誰でも簡単に授かれる…不妊治療開始前はそう思っていました。
やてみてわかったこと…
【時間がかかる】どんなに焦っても体は思うように機能してくれない…1回目は順調だったから2回目も同じペースで…とはいかない
【体外受精しても授かれるのはほんの一握り…】
<体外受精1周期(採卵・移植等の1セット)あたりの生産周期数(出産までたどりついた数)>
※1周期目で出産できなかった場合は2周期…3周期…と進んでいくこことになり、最終的に体外受精の治療をした人の出産率のデータではありません
- 20歳以下〜50歳以上の合計:13.8%
- 33歳:21.9%(体外受精真っ盛りのときの私の年齢!)
参考:日本産科婦人科学会 2022年ARTデータブック(体外受精・胚移植等の臨床実施成績)
体外受精を決意してから1年半の現状
生理が来るような周期でこの1周期が進められれば良いかというとそうはいかず本当に時間がかかる…
1年半時点での治療と時間の経過です。
クリニックの方針や個人の体により大きく異なるので、1人の体外受精の例として参考にしてください。
1ヶ月:体外受精を決意してからクリニックの初診日まで(予約が1ヶ月先までとれず…
3ヶ月:1周期目開始(前クリニックでのタイミング法治療薬の効果を抜くため、初診後すぐに始められず)
5ヶ月:1周期目採卵(採卵数6個、うち胚盤砲1個)
6ヶ月:1周期目移植→化学流産(体を休めるため流産後すぐに2周期目の採卵にはいかず、待ち期間あり)
8ヶ月:2周期目開始
8ヶ月:2周期目採卵(採卵数4個、うち胚盤砲1個)
11ヶ月:2周期目移植(本来なら9ヶ月で移植の予定でしたが、私の体内でホルモンで出ておらず、移植できず)→化学流産
1年1ヶ月:3周期目採卵(採卵6個、うち胚盤砲4個)
1年4ヶ月:3周期目移植①(採卵時に卵巣が腫れたため、2ヶ月待ち期間あり)
1年5ヶ月:→妊娠7週目流産
1年8ヶ月:3周期目移植②(予定)
体外受精のステップ
ステップが長い…どこかで躓くと、基本は生理周期に合わせて治療が進むので1ヶ月…2ヶ月と平気で時間が経ってしまうのです…
何回も赤点をもらい躓きながら進んでいる私です。
採卵
まずは移植できる卵を準備していきます
- 卵子をたくさん育てる
通常は1回の生理周期に1個しか育たないものを薬を使い数個〜数十個育てます
卵の育ち具合を確認するために数回通院し血液検査やエコー検査、飲み薬や自己注射をします - 採卵手術
度重なる診察で卵子が適切なサイズと数になったことを確認し、採卵手術日を決めます(1〜2日後、突然仕事の休みをとることになります)
手術日の朝は朝イチで病院に行き、指定の時間の時間に手術(私のクリニックでは無麻酔で、実際に手術室にいるのは10分くらいであとは安静室のベットや待合室で待ち、培養士や医師の診察があります - 採精
子どもは一人では産めませんね
夫は採卵当日の朝、自宅or病院で採精し、採卵手術後の卵子と受精させます - 受精結果
受精の可否は採卵手術後1週間ででます(ドキドキしながら待ちます…)
受精して正常に育てば胚盤砲となり移植できるものとなります
1個もとれなかったり、数個胚盤ほうがとれたり(1回の採卵で移植が何回もできる…)人によって結果は様々…
採卵しても胚盤砲とならない場合は、再度採卵を繰り返します…
移植
採卵後に体の状態が落ち着いたら移植をしていきます
(凍結胚移植の場合は採卵の次以降の生理周期で移植)
- 子宮内膜を育てる
薬を使い排卵させ、血液検査や子宮内膜の育ち具合を数回受診し確認していきます
ホルモン投与して子宮内膜を育てていく場合もあります - 移植手術
血液検査や子宮内膜の状態が整えば数日後に手術日が決定します
またまた、「明後日、1週間後仕事休みます!」となります… - 移植結果
1週間後:血液検査で陰性/陽性の結果判定
2週間後〜:陽性となった場合、再度血液検査や週数が進めばエコーで結果判定
毎回育っていますようにと不安で押しつぶされそうな毎日を送ります… - 出産に至らなかった場合のその後
まだ胚盤砲が残っている場合:次の移植へと進みます。血液検査である程度の陽性判定が出ていれば生理周期2回くらい開けて次の移植へと進みます。
胚盤ほうが残っていない場合:治療を次の採卵へと進みます。
ここまでを体外受精の1周期と呼びます。
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